モノづくりフェア2026出展|接着剤なしのPIヒーター貼り合わせを展示
「装置の中に貼ったヒーターから、ガスが出ている気がする。」「高温で使っているうちに、ヒーターが浮いてきた。」そんな「貼り方」のお悩みを抱えていませんか?
ブースでは、ヒーターそのものだけでなく「どう貼るか・どう組み込むか」まで含めたご相談をお受けします。
実物のサンプルを手に取りながら、使用温度や形状、設置環境についてお気軽にお話しください。

今回の見どころ:接着剤なしでPIヒーターを金属板に貼り合わせる技術
接着剤・両面テープで貼るときの3つの悩み
PI(ポリイミド)ヒーターは厚さ約80μmと薄く、金属板に貼って面状に加熱する用途でよく使われます。
ただ、接着剤や両面テープで貼る場合、次のような悩みがつきものです。
•アウトガス:接着剤成分から加熱時にガスが出て、装置内や製品を汚すおそれがある
•剥がれ・膨れ:高温になると接着層に膨れが生じ、ヒーターが浮いてくる
•昇温の遅さ:接着層が熱の通り道をさえぎり、金属板が温まりにくい
しくみをやさしく解説
当社の技術では、接着剤を使いません。ヒーター表面のポリイミドフィルムを加熱・加圧すると、フィルムの表層がやわらかくなり、金属板にじかに融着します。
いわば「ヒーター自身が接着剤の役目も果たす」イメージです。
接着層がないため、接着剤由来のアウトガスがなく、熱を効率よく金属板へ伝えられるのが大きな特長です。ドーナツ型など、任意の形状にも対応できます。

ポリイミドそのものの性質については、「人工衛星はなぜ金色?」の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
試験データ:3つの貼り方を比べました
同じ仕様のPIヒーターを、当社の貼り合わせ加工・市販の両面テープ・市販の接着剤の3方式でステンレス(SUS)板に貼り、比較しました。
試験条件:37×34×t0.1mmのSUS板に同じ仕様のPIヒーターを貼付。昇温時間は、出力23.6Wで、金属板中央の熱電対で測定。
貼付強度は市販の接着剤がやや上回りますが、当社の社内基準(14N以上)を十分に満たしています。そのうえで、高温でも膨れが見られず、数十秒で200℃近くまで昇温できるのがポイントです。

| 当社の貼り合わせ加工 | 市販の両面テープ | 市販の接着剤 | |
|---|---|---|---|
| 貼付強度 | 23N | 5.7N | 30N |
|
耐久性(昇温時の状態) |
330℃でも変化なし | 250℃で表面に膨れ | 200℃で表面に膨れ |
| 200℃までの昇温時間 | 約22秒 | 約35秒 | 35秒でも未到達 |
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※ポリイミドの使用温度は250℃以下(推奨200℃)です。330℃の結果は、試験での一例としてご覧ください。
※ヒーターは高温・通電を伴う製品です。やけどや感電、過昇温を防ぐため、取り扱いや設計は実際の使用条件に合わせて当社にご相談ください。
その他の展示予定
PIヒーター貼り合わせ技術のほか、次の製品の展示を予定しています。
ステンレス箔ヒーター(SUSFOIL):わずか30μmのステンレス箔の発熱体。詳しくはステンレス箔ヒーターの解説をご覧ください。
IRセラフレックスヒーター:フレキシブルなセラミックの発熱体。使用最高温度1,000℃で、ガス発生がなく、真空容器内でも使えます。
ホットプレートSBF:〜φ300mmウェハに対応し、最高使用温度はMAX450℃。φ300ウェハ用で約200台の納入実績があります。
製品の一覧は製品ページでもご覧いただけます。前回の出展の様子は「ものづくりワールド東京2024に出展します!」をご覧ください。

展示会概要
| 名称 | モノづくりフェア2026(テーマ「つながる技術、ひろがるセカイ」) |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月14日(水)〜16日(金) |
|
時間 |
10:00〜17:00(最終日は16:00まで) |
| ブース位置 | 小間番号 : AE-43 |
| 入場・来場登録 | 事前来場登録で入場無料(日刊工IDと個人メールアドレスが必要)。 登録なし・名刺なしの場合は入場料1,000円(税込) |
| 主催 | 日刊工業新聞社 |
ヒーターの「貼り方」、まずはご相談ください!
「装置内の接着剤ヒーターからのアウトガスを減らしたい」「両面テープで貼ったヒーターが高温で浮いてくる」「ドーナツ型の金属部品にヒーターを貼りたい」といったお悩みは、ぜひブースでお聞かせください。
どのヒーターが合うか迷ったら、マッチングフローで候補を絞り込むこともできます。会場に来られない方も、下記のお問い合わせフォームまたはお電話でお気軽にご相談ください。



