昇華物対策に効果的! ヒータブルパイプをご存知ですか?
やっかいな熱処理炉の昇華物問題
以前の記事(工業用熱処理炉と昇華物)でも紹介したとおり、工業用熱処理炉においては昇華物の発生が大きな問題となる場合があります。ワークを熱処理する際に揮発成分が気化してガスが発生し、このガスが炉の周辺で冷やされてセンサーや配管などに昇華物として付着してしまうのです。
これを放置すると、ワークの清浄度を悪化させ品質も劣化してしまいます。
冷やさないでガスを回収
このやっかいな昇華物の対策としては「昇華物処理装置」を設置します。発生したガスを装置内に吸引・強制冷却して昇華物を回収するのです。しかし吸引する途中でガスが冷えてしまうと、配管内に昇華物が付着してしまいます。
そこで、ヒーター内蔵型配管「ヒータブルパイプ」の登場です!
配管そのものを予め加熱することで昇華物の付着を防ぎ、ガスを確実に回収・処理してワークの清浄度を保ちます。

工夫が詰め込まれた高性能配管
ヒータブルパイプは配管内部からの加熱で、従来の外部加熱よりも熱ロスを削減しています。さらに、ヒーターとガスが接触しない内部構造や過昇温防止センサー搭載など、様々な機能と工夫が詰め込まれた高性能配管です。
カートリッジ式で一般的な配管と同様に簡単に取り付けでき、あらゆる昇華物発生装置の配管として導入できます。
熱処理炉の昇華物問題でお悩みの際は、検討してみてはいかがでしょうか。
>>>ヒータブルパイプについて詳しくはこちら
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