
長い歴史がある
昭和鉄工の空調機器。
技術という情熱のバトンを
受け継いで走る。
PROFILE
国立大学 理工学部卒業。2020年4月、昭和鉄工に入社。
地元福岡で好きなものづくりに携わりたいと昭和鉄工を志望。
趣味はドライブや買い物、温泉めぐり。
会社では学生時代から続けるバスケットボール部に所属。
設計にマニュアルなし。
難しいから奥深く、魅力がある。
空調製品を設計する、空調技術グループ。研修中の新人も含めて15名の社員が所属しています。私が携わっているのは、主にAHU(エアハンドリングユニット)の設計。入社1、2年目はひたすら設計図をかき、3、4年目になると設計図をかきつつ後輩の図面のチェックも任されるように。5年目の今は全体の図面の検図をするポジションに就き、日々、全力で取り組んでいます。
手掛ける設計図にひとつとして同じものはありませんし、1つの製品の設計図を1人の設計者が一から引いています。製品の機能が増えるほどに図面にかき込む内容は複雑になりますが、いかにシンプルに、誰が見ても分かりやすいようにと考えながら仕上げていく。そんなマニュアルのない難しさが設計の奥深さであり、魅力でもあります。
昭和鉄工の空調製品は30年、40年という歴史の中で生まれ、改良されてきました。私たちは今、その情熱のバトンを受け継いで走っている。静かに、でも、確実に、この燃えるバトンを次代につないでいきます。


困っている人には声をかける。
部署を超えて助け合っています。
空調技術グループの業務内容は1人では完結できないため、他の部署と比べて人数も多い。コミュニケーションを取りながら、困っている人がいたら必ず誰かが声をかける。そんな雰囲気が自然と育っています。
思えば、新人時代はよく失敗していました。部品を間違えて発注してしまって出荷当日に発覚するとか。各所に連絡を取って調整し、最終的には上司や営業、工場の方々に助けていただきました。私の後悔や反省を受け止め、助けるために力を尽くしてくださった。このような部署を超えた助け合いの精神が、昭和鉄工の歴史を支えてきたんですね。
私もだんだん上司にサポートしてもらう側から、若いスタッフをサポートする側になりつつあります。性格的に「厳格な上司」は向いていないので、まずは何でも相談できるフレンドリーさを大事にしたいですね。小さな相談をおざなりにせずコツコツ解決していくことが、大きな問題を防ぐカギになると思うんです。
製造ラインは年々進化。
工場が身近な環境って魅力です。
昭和鉄工の製造ラインは年々進化しています。数年前も工場に自動化の工作機械の導入計画が立ち上がり、当時入社2年目だった私もプロジェクトメンバーに選んでいただきました。この機械をうまく運用し、稼働させるためのルール作りが当時の私たちのミッション。工場や工作機械メーカーの方々にヒアリングを重ねて、いかに効率よく作業できるか随分考えました。
かなり大きな機械だったので、無事に稼働し、運用できるようになった時は嬉しかったですね。話したことがなかった人とも理解を深め合えたし、責任ある仕事を任せてもらえたことで自信もつきました。
ものづくりが好きな私は、職場のすぐ近くに工場があるという環境がすごく気に入っています。会社の敷地内では部署を超えてみんな気さくにあいさつを交わし、最初は緊張気味だった新人さんもすぐに馴染んでいます。次はどんな人がこの輪の中に加わるのか、お会いできる日が楽しみですね。
