discussionエンジニアトーク

PROFILE

  • T.M.さん 技術部 熱源技術グループ

    2018年入社 主な担当業務:業務用のボイラーやヒーター等、燃焼系の機器の設計など。

  • I.R.さん 技術部 熱源技術グループ

    2019年入社 主な担当業務:業務用のエコキュートに関する設計など。

  • S.H.さん 品質保証部

    2024年入社 主な担当業務:機器の不具合に関する事務処理、原因特定のための分解調査など。

  • O.D.さん サーモデバイス事業部 技術グループ

    2018年入社 主な担当業務:昭和鉄工の電気ヒーターを搭載した熱処理炉の設計など。

  • Y.N.さん 技術部 業務グループ

    2023年入社 主な担当業務:環境製品の仕様変更や設計変更など。

  • M.S.さん 技術部 空調技術グループ

    2018年入社 主な担当業務:ヒートポンプを搭載した業務用の空調製品の設計など。

  • K.R.さん 都市景観部 技術グループ

    2021年入社 主な担当業務:橋梁用の防護柵や街路柵の設計・開発など。

「驚いた!」「意外だった」昭和鉄工のエンジニアあるある

  • O.D.まず、昭和鉄工に入社して驚いたことってありますか? M.S.さんは化学科出身だから、想像していなかった場面もあるんじゃないですか。
  • M.S.もともと就職活動中にヒートポンプ空調製品のことを知り、環境に配慮した製品に携わりたいなと思ったんです。入社したら、意外と少数精鋭のチームだったので驚きました。当時は大きく分けて3タイプの製品の設計を4人で担当していたので、こんなに少ない人数で設計しているの!?って。
  • Y.N.私もそう思いました。昭和鉄工は意外とコンパクトなチーム編成なんですよね。私も今、環境チームの仕様変更など、ほぼ1人で担当しています。あとは、エンジニアってメガネ男子のイメージだったけど、意外と少ないですね(笑)。
  • I.R.コンタクト派が増えたからね(笑)。技術部の仕事は1人とか2人で1機を担当して、一から覚えていくことが多いですね。大変といえば大変だけど、ひとつの製品を企画から全部1人でやるから企画意図が分かるし、連動性が理解できるから、そこがいいところでもあるんじゃないかな。
  • S.H.分かる気がします。品質保証部で不具合の原因を調べている時も、一部だけじゃなくて全体を見ることが大事だと感じています。製品全体を見続けていると、設計の意図や故障しやすい部分とその理由が少しずつわかるようになってきました。
  • O.D.なるほど。サーモデバイス事業部は扱う装置がデカいから、何人かで役割分担しながら設計をするんです。今、珍しく宇美工場で試験用のサーモ製品を組んでいるんだけど、実物をみたらあまりのデカさにみんな驚くと思うよ。
  • I.R.イメージと違うといえば、学生時代は技術職って図面をかくだけの仕事だと思っていました。でも実際はどこか子育てみたいで、生まれる瞬間から調整したり修理するところまで、すべての面倒を見ている感じ。販売する、社会に出る、PRのためのパンフレットを作成する、サービスやメンテナンスを繰り返して、壊れたら新機種に入れ替える...と、製品のライフサイクル全般に関わっているという手応えがあります。
  • T.M.そうですね。私は技術系や開発系の仕事って実験室で実験しているとか、ずっと図面に向き合っているイメージを持っていましたが、思った以上に事務仕事が多いなと。営業の方に渡す納入書の作成対応とか、量産品になると受注に入った製品の製作手配をかける際の作業も事務仕事に近いかもしれない。
  • Y.N.他部署との連携が必要だし、コミュニケーション大事になるんですよね。私の場合はお客様と直接やりとりをさせてもらっているので、その点が仕事の楽しさにもつながっています。

コミュニケーション力って、やっぱり大事!

  • M.S.エンジニアって寡黙なイメージがあるけど、多分、社内でいいエンジニアになっている方って外とのコミュニケーションが上手。現場の意見をうまく設計に反映するでしょう。そういう意味で、みんなで支え合ってできてる会社だと思います。
  • K.R.都市景観部の設計は技術部の皆さんとまた違う気がします。自分の場合、製品を納入する場所によって設計が変わるし、厳格な基準もあります。その場所の環境ベースで設計していくから同じ図面は1つもないんです。依頼された設計は1人で担当する場合も、数人で協力する場合も。コミュニケーションが大事だという点は共通していますね。
  • S.H.品質保証部はまさにすべての部署とつながっていますね。まだ入社1年目なんですが、製品に使われる部品の多さに圧倒されています。研修で古賀工場に行ったとき、鋳物でいろんな部品が作られるところを見ました。都市景観部の製品は全部、古賀工場でつくっているんですか?
  • K.R.鋳物製品は古賀工場でつくっています。規格品の鋳型はあるけど、特注品は一からつくります。博多の中洲に架かっている春吉橋など、あれはなかなかハイレベルで難しい設計です。自分も少しだけ関わらせてもらいました。
  • T.M.熱源製品は鋳物製も取り扱っているので、製品担当者はしょっちゅう古賀工場まで行っています。もっとみんな古賀工場のものづくりにふれる機会が増えるといいですよね。
  • O.D.サーモデバイス事業部の現場もみんなあまり知らないでしょう?うちの製品は国内ではなく、台湾や中国の会社に図面を渡して製品をつくってもらっています。最初の2年は私がエンジニアとして現地に行っており、それ以外にも営業と設計、エンジニアのメンバーで現地に行っていました。
  • S.H.サーモデバイス事業部は、製品のクレーム対応とかもすべて部署内で完結してますよね。独立したひとつの会社みたいな感じ。
  • O.D.確かに!そう言われてみたらサーモデバイス事業部は1つの会社かも(笑)。まあ、昭和鉄工はすごく広く、全体を見ながら仕事ができる。一つの部分に特化して詳しくなるんじゃなくて、全体が見られるエンジニアって、技術者として大きな強みになると思うな。

情熱を燃やせる仕事。エンジニアで良かったと思う瞬間。

  • K.R.自分の場合、昭和鉄工で仕事ができて良かったと思うのは、外を歩いていて携わった製品を見つけた時ですね。じつは、図面には設計した人それぞれの「味」を出せるんですよ!ちょっとしたこだわりみたいな(笑)。自分で設計図をかいていたら、見た時にそれがちゃんと分かる。現物が見られるのは喜びとしてデカいです!
  • M.S.いいなぁ。技術部で携わった製品って、屋上とか機械室とか。なかなか一般の人が見に行けない場所に納入されているから、うらやましいよね。
  • T.M.熱源の製品も見に行けるような場所には設置されないので、工場で完成品を見るくらい。でも、自分が担当した大きな案件は名前も覚えていますから、CMで流れたりすると「あ、うちのだ!」って、ほんの少し嬉しくなります。
  • I.R.エンジニアって、駐車場とか屋上とか置いてありそうな場所をチェックする人、多いですよね。「うちのだ!」とか「ああ、うちのじゃない...」とか。僕も電車の中から遠くの建物を見て「うちの製品っぽいけどな、どうかな...」って。他社の製品も含めて、どの建物にはどこの製品が入っているのかを確認するのが習慣になっています。
  • S.H.I.R.さんは製品への情熱がすごい!いつからヒートポンプに興味をもたれたんですか?
  • I.R.(笑)大学の授業で習ってからかな。ヒートポンプだけエネルギー効率が100%超えるんだよね。僕が担当しているエコキュートは電気と大気の熱でお湯をつくるんだけど、インプットに対してアウトプットが3倍くらいある!そういう魔法みたいなところが面白い。
  • O.D.なるほどね。じゃあ、燃焼式熱源のエンジニアT.M.さんから反論をどうぞ!
  • T.M.I.R.さんの話、すごくよく分かるんです。私も学生時代、ヒートポンプに興味がありましたから。でもね、燃焼式熱源の製品って小さい機械でものすごく大きなエネルギーをつくることができるんです。電気ではここまで大きなエネルギーは生み出せないんじゃないかな、と。火って強いんです、やっぱり。
  • S.H.パワーで勝負したら燃焼式ですよね。バーナー最強!
  • I.R.あれ、なんか劣勢になってきた(笑)。
  • M.S.ヒートポンプは効率がいいんですよね。昭和鉄工は燃焼式熱源の製品で一時代を築いてきた企業ですが、今は温暖化やフロンガスの問題も深刻ですよね。だから、省エネや環境保護につながるヒートポンプのような製品技術があることが、企業として大きな強みだと思うんです。自分たちの技術でこれから何かを変えていける仕事って、やっぱりやりがいがありますよね。

昭和鉄工には「リケジョ」が多い!?

  • O.D.ところで、少し前から言われるようになった「リケジョ」ってどうなの?
  • M.S.どうでしょうね、正直あんまり自覚がないです。ただ好きでやってきただけでしたし、響きとしてもあんまりしっくりきてないですね。
  • Y.N.大学時代は化学を専攻していましたが、自分たちで「リケジョ」なんて言わないですもんね。女子も多かったですし、女性で理数系が少ないとか、あんまり意識したことはなかったかも。
  • T.M.その点、機械科は女性が少なかったですね。高校で理数科に進学すると大体「物理」か「生物」かで分かれると思いますが、ここで「物理」を選ぶと生徒の男女比率が一気に男子に傾く。そこから大学に行って「機械科」に進むと、約100名の学生の中に女子はわずか3人!
  • I.R.自分も機械科でしたが、本当にそのくらい女子は少なかったよね。
  • K.R.へえ、世の中で機械系に進む女子の割合はそんなに少ないんですね。そう考えてみると、確かに昭和鉄工には女性のエンジニアが多いかも。
  • T.M.今でこそ女性社員が増えましたが、私が入社した時は、女性エンジニアは私1人でした。周りは男性社員ばかりだったけど、皆さんがこっちに歩み寄ってくれたというか、基本的に優しい人ばかりなんですよ。私も人と仲良くするのは得意じゃないんですけど、がんばって話しかけたりして(笑)。結局、互いの歩み寄りが大事なのかもしれませんね。
  • M.S.「理系女子」ってあんまり好きな響きじゃないけど、そうやって知名度が上がるにつれてこの業界に女性が増えて、昭和鉄工の技術部にも女性が増えているのは心強いですよね。育休を取る男性社員も増えているし。会社自体の環境が働きやすくなってきているなと思います。
  • Y.N.確かに男性が多い職場だけど働きづらいと思ったことはなくて、実際に今も男性とか女性とかもちろん年齢も関係なく話をするし、仕事も任されていますよね。
  • S.H.遠慮なく何でも言わせてもらってますもんね、私たち(笑)。
  • O.D.男性社員も仕事において男性とか女性とか意識してないですからね。仕事への情熱はみんな同じように持っているわけだし。
  • K.R.ところで女性のみなさん、テレビやパソコンの配線つなぐのとかバリバリ得意だったりします?ひと昔前は男性の得意分野って思われていたけど。
  • Y.N.もちろん!パパッとやっちゃいます。電動ドリルの扱いもめちゃくちゃ上手いですよ。
  • S.H.そう、頼もしいんです、私たち。

学生さんへのメッセージ

  • O.D.就職活動も大切ですが、残りの学生生活を思いきり楽しんで!とことん遊べるのは学生のうちだから。
  • M.S.自分がやりたいことをやってほしいですね。資格を取るとか旅行に行くとか、やりたいことは全部やってみるといいと思いますよ。
  • I.R.そうそう。たくさん遊んだ後に昭和鉄工でわれわれと一緒に楽しく働きましょう!
  • T.M.機械が好きな人はもちろん、これまで機械に馴染みはなかったけど「興味はあるな」という人でも大丈夫。
  • K.R.学生さんたちからしたら、僕らの背中なんてまだはっきりと見える距離でしょう。だから、そのくらい近い所──ほんの少し先で待っています。
  • Y.N.昭和鉄工は若手が多くて働きやすい会社です。本当に思いがけないチャレンジとチャンスがたくさんある。私も驚いたくらいです。
  • S.H.そうですよね。そして、意外と社会人も楽しいですよ!
  • 全員昭和鉄工であなたと会える日を楽しみにしています!