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ヒータブルパイプHEATABLE PIPE

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自己加熱して昇華成分付着を防止!「ヒータ内蔵型パイプ」
工業用熱処理炉などで発生した昇華物の配管内部への付着を低減させるヒータ内部型のパイプ部品です。昇華成分の付着を防止することで被加熱物の清浄度を保ち、付着物除去のメンテンナンス手間も削減します。
 

 

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配管内部の昇華成分付着は加熱設備の大きな課題

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熱処理周辺に付着する昇華成分への対策


ワークが熱処理炉で処理される際には、塗布した薬液に含まれる揮発性成分が気化して多量のガスが発生します。このガスが、熱処理炉から外部に漏れて冷やされることで昇華し、熱処理炉周辺の製造ラインであるセンサーや配管などに付着してしまいます。

それらの昇華物を放置するとワークの清浄度を悪化させてしますので、品質を維持するためには、別途「昇華物処理装置」の設置や、高頻度のメンテナンスが必要となります。

対策としては「昇華物処理装置」を設置して発生した昇華ガスを装置内に吸引・強制冷却し、昇華物を回収します。またメンテンナンスが困難な配管類は、予め加熱することがガスの昇華物付着防止に効果的です。

あらゆる昇華物発生装置の配管に導入可能

 

気体とヒータは非接触設計

内面化粧板と接続継手等の継ぎ目には高耐熱用シール材によりシール構造を設けるため、内部の気体とヒータが直接接触することがない構造です。

 

配管内部加熱で熱ロス削減

配管内部から加熱することで従前のような配管外部からの保温よりも効果的に加熱保温が可能です。

 

配管内部密着性

曲面追従性の高いシリコンラバーヒータを採用し、配管内部の密着性を向上させ、伝熱効率を高めます。さらに内面化粧板に薄い金属板を採用し、円周方向への弾性力によりヒータを密着させています。

 

過昇温防止機能/各種制御搭載

ヒータには過昇温センサが内蔵されており、過度な温度上昇を防止して、ヒータを保護します。またPID制御をはじめON/OFF制御など様々な制御への対応が可能であり、制御設計自由度が高いコンセプトとなっております。

 

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製品仕様/使用例

 

■ヒータブルパイプ諸元(代表値)

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■外形寸法図(代表値)

 heatablepipe_size.png

 

■使用例①(ヒータ直接制御式)

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■使用例②(ヒータ間接制御式)

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