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ボイラーの燃料費を抑える3つのポイント

「最近、ボイラーの燃料費が高くなった」と感じても、燃料価格が上がっているのだから仕方がないと考えていないでしょうか。もちろん、エネルギー価格の上昇は燃料費に影響しますが、原因はそれだけとは限りません。ボイラーの運転条件や燃焼状態が変化し、気づかないうちに余分な燃料を消費しているケースもあります。今回は、ボイラーの燃料費が高くなったときに確認したい3つのポイントをご紹介します。

目次

  1. ポイント1:ボイラーに空気を送りすぎていないか
  2. ポイント2:ボイラーの能力が施設の熱需要に合っているか
  3. ポイント3:燃料使用量や排ガス温度に変化はないか
  4. ボイラーの燃料費削減は、運転状況の見直しから

ポイント1:ボイラーに空気を送りすぎていないか

空気の送りすぎは熱損失につながる

ボイラーで燃料を燃やすには、空気が必要です。ただし、空気は多く送ればよいわけではありません。必要以上の空気を送り込むと、燃焼に使われなかった空気まで高温になり、排ガスとともに煙突から排出されます。燃料によって生み出した熱の一部を、そのまま外へ逃がしている状態です。

空気比を適切な範囲で管理する

この燃焼時の空気量を示す指標が「空気比」です。省エネ法では、液体燃料や気体燃料を使用するボイラーの場合、空気比を1.1~1.3程度で管理することが望ましいとされています。排ガス分析では、酸素濃度(O₂)4~8%、一酸化炭素(CO)100ppm以下が一つの目安です。

設置の際に安全を考慮して空気量を多めに設定し、そのまま長期間運転している施設もあります。排ガス温度や酸素濃度が以前より高くなっている場合は、空気比が適正な範囲から外れている可能性があります。

ポイント2:ボイラーの能力が施設の熱需要に合っているか

能力が大きすぎると低負荷運転が増える

ボイラーは、能力が大きいほどよいとは限りません。施設で使用する熱量に対してボイラーの能力が過剰だと、定格能力のごく一部しか使わない低負荷運転が続きます。

低負荷での運転は熱効率が下がりやすく、着火と消火を頻繁に繰り返す発停が増える原因にもなります。発停が増えると、そのたびに余分な燃料を使うだけでなく、バーナーや周辺機器にも負担がかかります。

熱需要に合わせて運転台数やスケジュールを調整する

複数台のボイラーを設置している施設では、すべての機器を同じように稼働させるのではなく、熱需要に応じて運転台数を調整する方法があります。

時間帯や曜日ごとの蒸気・温水の使用状況を確認し、運転スケジュールや台数制御を見直すだけでも、燃料消費を抑えられる場合があります。

ポイント3:燃料使用量や排ガス温度に変化はないか

効率低下は少しずつ進行することがある

ボイラーの効率低下は、故障のように突然分かるものばかりではありません。排ガス温度が少しずつ上がっていたり、同じ量の蒸気や温水をつくるために必要な燃料が増えていたりしても、「季節による変化だろう」「使用量が増えたからだろう」と見過ごされがちです。

測定結果を記録して過去の数値と比較する

省エネ法でも、燃料使用量や排ガスの状態を定期的に測定し、記録しながら継続的に管理することが推奨されています。

燃料使用量、排ガス温度、酸素濃度などを日頃から記録しておくと、過去の数値と比較できるようになります。「同じ稼働状況なのに燃料使用量が増えている」「以前より排ガス温度が高い」といった小さな変化にも気づきやすくなります。

こうした変化を早い段階で捉えることが、燃料費の削減だけでなく、設備トラブルの予防や早期発見にもつながります。

ボイラーの燃料費削減は、運転状況の見直しから

ボイラーの燃料費が増えている原因は、燃料価格の上昇や設備の老朽化だけとは限りません。空気比が適切か、ボイラーの能力が施設の熱需要に合っているか、排ガス温度や燃料使用量に変化が出ていないかを確認することで、燃料の無駄を抑えられる可能性があります。

当社では、設備の運転状況を診断し、その結果をもとにボイラーの効率改善や燃料費削減につながる提案を行う「省エネリファイン」を提供しています。

ボイラーの燃料費や運転効率についてお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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